就労移行支援ウェルビー株式会社

今回は就労移行支援の会社、ウェルビー株式会社さんへお話しを聞きに行ってきました。ご対応くださったのはセンター長の福田さんと就労支援員の大柿さん。就労移行支援ってどういうところ?と思った方はぜひ読んでください。

Q.ウェルビーの就労移行支援とはどういうものなんですか?

A.就労移行支援事業所とは、就職に向けて就労スキルを身につけていただくための訓練施設です。

利用期間は最大2年です。(就労した後も定着支援を行います)

働くときに必要なビジネススキルの訓練、企業における職場実習、適正に合った職場探し、就職後の職場定着支援などを行います。

就職に向けての準備から就職活動、就職後のフォローまでを行います。

Q.どんな人が利用できるんですか?

A.ウェルビーでは現在、就労を希望する18歳から65歳未満の精神障がい、発達障がい、知的障がい、身体障がい、難病などある方がご利用されています。

※精神障がい、発達障がいの方に関しては、障がい者手帳をお持ちでなくても医師の診断書があればご利用可能です。

Q.どのような訓練が受けられるのですか?

A.大きく6つあるのですが、まず1つ目はパソコン訓練。パソコンの基本スキル(タイピング、文章作成)やWIT(ウェルビーITトレーニング)ではeラーニングシステムを利用し、ITスキルを身につけることができます。自分専用のアカウントが付与されるので、Word・Excel・PowerPointの基礎からMOSまで、就職に必要なITスキルがパソコン教室に通わなくても、ウェルビー内で職員のサポートを受けながら効率的に学ぶことができます。※学んだ内容は学習証明書として発行することができます。

2つ目はコミュニケーションです。ソーシャルスキルトレーニング(SST)を通して、他社との関係を結び、社会に適応するためのトレーニングです。またグループディスカッションをすることで会話のキャッチボールで相手との思いを共有するトレーニングを行います。セルフケアプログラムでは考え方のバランスをとることや対処法の引き出しを増やすことで、上手にストレス対処できる心の状態を作ることを目的としています。

3つ目は就職活動プログラムです。自分を理解し、仕事を理解するための講座とワークです。働き続けるためのセルフケア、コントロール、対処を実践します。

4つ目はビジネスマナー。職場のマナーやルールに則ったふるまいを習得します。ビジネスの決まり事や常識を知っておきます。(電話対応、名刺交換、来客対応、報告・連絡・相談、メモの取り方、ビジネスメールなど)

5つ目はベーシックトレーニング(軽作業)です。クリップを使用したピッキング、帳票・仕分け、電卓計算、プラグタップ分解・組み立ての訓練を行い、仕事の基盤となる力を高めていきます。

最後に6つ目はオフィスワークシミュレーションです。企業からビジネス上で求められるスキルをロープレ形式で実践的に練習ができます。オフィスワークを想定した各課で取り組む業務は、軽作業、書類作成、電話対応など多岐にわたります。また、上司や同僚とのやり取りをイメージしながら「報告・連絡・相談」なども行っていきます。

Q.利用から就職、就職後のサポートの流れをおしえてください。

A.まずは就職までの準備として、担当職員が専任で付き、ご利用される方の体調やスキルに合わせた個別支援計画を作成し、就職へのスキルアップを目指します。随時面談を行い、就労・生活面での課題を見出し、目標設定を行います。主治医や連携機関、その他のさまざまな関係機関と連携しながら包括的な支援体制を築きます。より豊かな毎日になるよう、きめ細かくサポートします。

その後、就職活動、職場実習が始まります。カリキュラムや実践的なプログラムを通して、就職に必要な能力を身につけます。履歴書や職務経歴書などの応募書類の作成や添削、アドバイスも随時行います。模擬面接の練習や、状況に応じて企業見学や実習機会の提供、同行を行い、ご本人の強みを整理し、推薦状を作成いたします。

そして就職が決まった後も、企業で定着して働き続けられるように、スタッフが企業と障がいのある方の間に立って、企業の不安と就職者の不安を解消するように関係調整を行います。(障がいを開示して就職した場合)

私個人的な感想としましては、学校のように毎日新しいことを身につけに通い、学校より実践的で、かつ就職後もフォローをしてくれるところだな、と感じました。実際に見てみたい!体験したい!という方は直接ご担当者大柿さんにご連絡ください。(028-666-8037)丁寧にご案内くださいます。

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